「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説2010」(P59)より引用
『7条 荷重および外力とその組合せ』
1. 構造計算に採用する荷重および外力とその組合せは、建築基準法施行令及び建設省告示、国土交通省告示または本会「建築物荷重指針・同解説」、「建築基礎構造設計指針」に定めるところによる。
2. 鉄筋コンクリートの単位体積重量は実状による。特に調査しない場合は、表7.1によってもよい。
鉄筋コンクリートは重い…
床荷重を手計算で拾った際に一番感じたこと、、、
『鉄筋コンクリートは重い…』
SI単位系(kN/m3)と馴染みが無い単位だと分かり難いですが、
重力系(kgf/m3)に直すと、、、
鉄筋コンクリートの単位体積重量 24(kN/m3) → 2.4(t/m3)
水の単位体積重量が、1.0(t/m3)なので、その2.4倍。重い。
まだ体感的に想像し難い、、、
例えば、屋上にシンダーコンクリート(t=80)を打つことがあります。
このシンダーコンの有無は、構造にとってはとても大きな差なんです。
柱スパン7×7mのグリッドに厚さ80mmのシンダーコンクリートを打ちます。
その場合の重量の増加分は、
23×0.08×7×7=94.08(kN)=9.4(t)
プリウス1台あたり約1.5(t)なので、9.4/1.5=6.2 →6台
7×7mスパンの中にプリウスを6台常に駐車しているのと同じなんです。
屋上のプリウスの有無、大きいです。
コンクリートは重いです。。。
補足ですが、
シンダーコンクリートの単位体積重量は、配筋はワイヤーメッシュ程度なので
鉄筋分の重量を除いて、24―1.0=23(kN/m3)とすることが多いです。