積載荷重(令85条)

「建築基準法 施行令第85条」より

第1項
建築物の各部の積載荷重は、当該建築物の実況に応じて計算しなければならない。ただし、次の表に掲げる室の床の積載荷重については、それぞれ同表の(い)、(ろ)又は(は)の欄に定める数値に床面積を乗じて計算することができる。

第2項
柱又は基礎の垂直荷重による圧縮力を計算する場合においては、前項の表の(ろ)欄の数値は、そのささえる床の数に応じて、これに次の表の数値を乗じた数値まで減らすことができる。ただし、同項の表の(5)に掲げる室の床の積載荷重については、この限りでない

表は省略

第3項
倉庫業を営む倉庫における床の積載荷重は、第1項の規定によって実況に応じて計算した数字が1m2につき3,900N未満の場合においても3,900Nとしなければならない。

積載荷重、3種類の使い分け

『固定荷重』と『積載荷重』の違いは、なんとなぁく想像できますが、積載荷重の『床設計用』『骨組用』『地震力算定用』の3種類の使い分けを少し整理してみようかと思います。

(ここ、既知の事実過ぎて、あまり書籍等で書かれていないような気がします…)

まずは、使い分けの前に、構造設計の流れを説明すると…

構造設計の流れは、ざっくり言うと、

概ね、この3種類の順番通りに、構造設計をしている。

つまり、『床を設計』→『骨組みを設計』→『地震力に対する検討』をする。

(本当にざっくりなので、異論が多いかもしれませんが…)

『床を設計』と『骨組みを設計』が長期荷重に対する検討で

『地震力に対する検討』が短期荷重に対する検討となります。

この3段階において、それぞれ問題が無いことを確認してるんです。

で、それぞれに積載荷重が定められています。

そもそも、積載荷重は、人や家具等の重さで、どこに人がいるか、どこに家具が置かれるか、想定するしかありません。。。

それで、3種類ごとの数値の決め方は…

ざっくり、以下のイメージなのかと思います。

『地震力算定用』

地震力を算定する場合に採用する値で

地震力算定用は、実状に一番近い重量と言われています。

ある層における「人や家具の重さ」÷「床面積」=「地震力算定用」で

例えば、住宅用(600(N/m2))だと、1m2に約1人 の値が想定されています。

『骨組設計用』

長期荷重時の骨組(大梁・柱)を設計する場合に採用する値で

地震力算定用(実状に近い値)より大きく設定されています

骨組へは床面から積載荷重が伝達されるため、偏在を考慮し

例えば、 住宅用(1,300(N/m2))だと、1m2に約2人 の値が想定されています。

『床設計用』

スラブの配筋や厚みを計算する場合に採用する値で

人や家具等が集中している場合を考慮し

例えば、住宅用(1,800(N/m2))だと、1m2に約3人の値が想定されています。

詳しく数値の根拠を知りたい方は、「建築物荷重指針・同解説/日本建築学会」に書かれていますので参照ください。

(ざっと読んでみましたが、かなり難しい…。)

私のざっくりイメージですので、こんな考え方かぁ程度でお願いします。

改めて文章で纏めると、文字通りのあたり前のことしか言っていない気がしてきました…。

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